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ヘルスケア分野と異業種との境界領域最適化

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実績紹介

 事業化ありきの医工連携を推進して参りました。

 公開できる事案が限られていますが、可能な限りご案内させていただきます。







病院の普遍コンテンツの事業化

病院給食・減塩レシピ

 病院では日常業務となっている給食の提供ですが、その献立やレシピは患者の病態に合わせて研究・開発されています。

 『食べ残しがない』ことを前提に計算された栄養価や塩分量ですが、病院給食はマズイという先入観から残されてしまうこともかつてはありました。
 しかし『おいしい病院食』として食べ残しゼロを目指し、なおかつ塩分摂取量を1日6g未満、1食2グラム未満を達成できる給食レシピがありました。

 病院の意見箱においしいと投書が多くありましたので事業化を試みました。

 2010年、事業化を担当させて頂き最初は大阪ガス社長室を訪ねて料理教室での協業をスタートさせました。
 第2の事業として弁当事業を創り出しました。30品ほどが入り、1品ずつの調理工程が非常に手間のかかる内容であったため事業性を見出すには相当の苦労がありました。
 第3の事業はデジタルレシピです。調理工程を電子データ化し、スチームコンベクションオーブンの熱量などを自動制御するグローカルアイ社のシーズを活用しました。レシピ電子化を共同研究とし、電子化ができると1回100食の調理も標準化でき、手間もスキルも省力化できました。

 最後の事業としてレシピ本を発行しました。1冊1,944円のレシピ本が25万部、大きな売り上げになりました。
 出版と並行してプロモーションも強化し、発行部数を伸ばすことに成功しました。

 本事業は売上が出たことだけが意義深いことではなく、国立高度専門医療機関のミッションとしての『循環器病の制圧』を税金を使うことなく全国展開できたことにあります。
 テレビや新聞などに広告料を支払うことなく 『減塩』を取り上げてもらえたことが、本来の事業化の目的に沿った成果でした。

料理教室(大阪ガスクッキングスクール)
減塩弁当(シップヘルスケアフード)
デジタルレシピ(グローカルアイ)
国循の美味しい!かるしおレシピ

市販品はお買い求めいただけます

※.当社の成果物は事業化支援です。最終品である上記商品は当社商品ではありません。







褥瘡対策

標準化

 ICUで踵を浮かせないと褥瘡になるためタオルを敷いているが、そのタオルの敷き方や折り方が新人とベテランでは差があるとの相談がありました。

 U字型のクッション器具はそこから生まれました。
 職人さんが幾度となく試作し、素材の組み合わせや接着剤の塗り方などを工夫して誕生しました。

中敷き

 足の裏に胼胝(タコ)があるとリハビリに行きたがらないので、胼胝の位置だけ靴の中敷きをくり抜くと歩きやすくなるので、そのように指導したり実際にくり抜いてあげたりしている。とは看護師(WOC)から聞いた話です。
 しかし、低反発の中敷きは2,500円程、患者の多くは靴を4〜5足は持っており1万円超えとなってしまうため、結局は1〜2足しか出来ていないとのことでした。
 患者の値ごろ感としては5,000円までは出せるということで、1足あたり1,000円が適正価格となりました。

 そこで1足1,000円で売れる商品を作れる企業を探したところ1社が対応可能とのことで商品化に至りました。

 病院看護部監修を明記し販売したところ、患者だけでなく立ち仕事をする方々からも反響がありました。


光研化成:ケア&メディカル事業

市販品はお買い求めいただけます

※.当社の成果物は事業化支援です。上記商品は当社商品ではありません。







救急搬送確度向上システム

情報管理ツール

 救急現場に駆け付けた救急隊員の見立てが搬送先を決める大きな要素となります。心筋梗塞や脳卒中は1分1秒を争うため疑わしければ専門病院へ搬送することになります。
 一方で病院側は限られたリソースの中で診療を行っており、専門外や適応外の患者が増えれば、本来救えたはずの命を失う可能性があります。

 例えば、呂律が回らない患者の中には脳卒中、熱中症、低血糖、薬物摂取、酒酔いなど専門性も緊急性も大きく異なる原因があります。それを短時間で判別して搬送先を決める必要があります。

 "Evidence Basede Medicine" (EBM)という『根拠に基づく医療』の提供が定着しており、多くの疾患では診断の根拠となるデータや症状が共有sれています。
 私たちは救急隊が見立てる際に、簡易的な診断プロトコールを提供できないかと考えました。

 また、搬送先を選定する時間や労力が大きい事から、見立てた結果から搬送先の打診(電話)をしている最中に2番目以降の候補病院にデータを流し、1件目が断られたら『ウチ取れるよ』と手を挙げてもらえるようなシステムも検討しました。

 関係者の業務量を軽減し、診療に集中できるシステムとするために、ゲートキーパー役の私は救急車に2日間乗り込み、実際の救急隊のお仕事を見てタブレットの画面設計をおこないました。

 この事業ではアイディアも多く提供しました。
 まず情報整理をするために下図左のような全体像を示し、情報や人の流れを可視化しました。
 救急隊が見立てる際に必要となる情報、総務省消防庁が収集しているデータ要素、搬送先から求められる患者情報などをリストアップし、救急隊が使いやすい画面設計を提案しました。
 搬送先選定も救急隊の記憶や経験に依存せず、その瞬間に最も適した医療機関を数値等で表現する方法を図式化したものが右上図です。
 そして実際、救急車に同乗させてもらい、一方的な意見に終始しない仕組みづくりを提案しました。

 臨床経験があるから医療側の事情がわかり、経験の無い救急隊の意見は現場に入り実感、全体を見据え最適化することで事業化を近づけました。








地域医工連携モデル

医工連携くまもとモデル

 熊本県域では先進的医工連携スキームを構築し2014年より本格稼働しています。
 私たちは熊本県臨床工学技士会との強固な協力関係があり、医工連携活動を通じ熊本県庁担当者や経済産業省九州経済産業局とのつながりを持っていたことから、実践的・実戦的な医工連携モデルを熊本で展開することを提案し、下図のスキームを考案して実装しました。

 2011年にはくまもと産業ビジネスフェアでバイオメディカル研究会向けに講演、2012年には『医工連携くまもとモデル』の原案を技士会・県庁・九経局へ提示し概ね了解を得て2013年の熊本県臨床工学技士会20周年記念式典で基調講演、更に2014年には同モデルのキックオフイベントで基調講演を務め、陰ながらサポートさせて頂きました。

 このモデルの特徴は、医療機関と企業が出会うだけのマッチングではなく、その間を取持ち誰と誰を結び付けたらよいか判断できる『ゲートキーパー』を技士会が担っている点にあります。県内約200病院中100病院に技士会員が在籍しているためスタート当初から半数病院の意見を集められる体制が構築できたことも特徴です。

 医療費が逼迫する中、臨床工学技士が診療報酬だけに頼って雇用確保や賃金上昇を狙うことへの危機感から、医業外での雇用や収入を創出しようという考えを持つことができた熊本県臨床工学技士会の皆さまの存在も大きいです。

 県と市が垣根を越えて協力し、地元産業の発展をめざしていることも大きく影響を与えています。

 くまもとモデルは上図の『技士会』のパートを看護や介護、リハビリなど職種を変えてマッチングイベントなどを成功させており、まさに『モデル』としても社会実装できた一例に私たちも関わっています。




サービス

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