医薬分業から広まった『門前薬局』という言葉も、いずれ死語になるかもしれません。
患者の安全のために『服薬指導』が必要であるとすれば、その手段はICTの発達により多様化してもおかしくありません。
体調が悪く受診したあとで、歩いて薬局まで行って再び順番待ちするという不合理が見直されつつあります。
物流が発達した現在、Amazonやネットスーパーなど当日配達への対応が始まっており、医薬品もその物流に乗ることは不可能ではありません。
外来で医師と話し合って処方された医薬品は、受診後の帰り道に薬剤師とネットで服薬指導、自宅で薬剤の配送を受けるといった流れも生まれそうです。
医療の質を考えた場合、薬を買いに薬局へ行くことが目的ではなく、身体的な負担を最小化して療養に専念することが最優先されるべきであるとすれば、遠隔指導は普及を望む声は多いように思います。
数年後、薬剤師を取り巻く環境は医療業界で最先端のICTやロボット技術が活用されているかもしれません。
薬剤技術料
【参考】内閣官房行政改革推進本部事務局: 診療報酬(調剤技術料), 2017年11月16日(PDF:457KB)