院内医療安全研修・BCP研修
国立病院機構宇多野病院(京都)
京都市にあります国立宇多野病院にて、医療安全研修の一環として開催されましたBCP研修会にて講師を務めさせて頂きました。
医療従事者にとってBCPとは何か、どのように向き合うべきかといった基本的な事をお話するようご指示頂いておりましたので、なるべく基礎的な考え方を共有できるよう努めました。
BCPの基本的な考え方
~病院で働く者としての基礎知識~
上記テーマで講演しました。
スライドは約100枚、途中動画も入れて約45分間お話させて頂いたのち、質疑応答を受けました。
用語としてのBCP(business continuity plan)、DRP(disaster recovery plan)、GOA(goal-oriented action)など略語は覚えてもらうというより、存在を知ってもらうことに徹しました。
社会の関心から取り残されると支援も少なくなるので、情報コントロールをどうしていくのかといった事も影なる課題であることをご紹介いたしました。
特に在宅人工呼吸器装着患者も多い医療機関ですので、社会の助けが必要な患者が多い事を鑑み、安全な在宅医療の継続と当院への殺到抑止をバランスよく考えて行くことが、診療を継続していく上で重要ではないかといったことでご理解を頂きました。
今後、同院のBCP策定が進むにつれ、どこに重点を置くべきかが可視化されていくと思いますので、また新たな助言ができるよう努めてまいります。