医工連携院内実装
仕組み作りコンサルティング
院内に医工連携の仕組みを実装するためのコンサルサービスを提供しています。院内にワーキンググループを立ち上げて頂き、医工連携を実施するために必要な事項をレクチャーします。
また、現場の課題を拾い上げ、ニーズとして価値ある情報に仕上げる方法などもお教えします。
駐在型コンサルティング
院内ラウンド(押掛型)や課題の報告(募集型)などを弊社から貴院に訪問して実施します。少なくとも月1回程度のペースでラウンドを行い、課題の解消に努めます。
既存商品で解決できる物は購入を検討、解決策が無いものは医工連携の仕組みに乗せられるよう情報を加工します。
関連サービス
目次
サービスのご案内
├
当社の強み
├ 医療安全との連携
├ 医療機器安全管理の研究
├ 院内ラウンドの実務
背景・概要
├ 現場の生声
├ 言葉や文化がわかる
├ 人的ネットワーク
├ 医療機器ユーザーは免許制
├ マーケットイン
├ Product-out vs Market-in
├ 医療・ヘルスケアではマーケットイン
├ ソリューション
├ 選ばれる可能性
├ 何を解決して欲しいのか
├ 売れるソリューション
├ 困りごとの普遍性
├ 解決策の優位性
├ 効果効能と文化
医療安全との連携
医療機器安全管理の研究
工業高校卒業後は電気工事屋、30歳から臨床工学技士としてME機器に関わり、臨床家としては遅い出発のためマネジメントに傾倒し医療機器安全管理を研究していました。
弊社代表が独自開発した医療機器安全管理システムは400施設以上に提供された当時人気の機器カルテシステムです。
近年は設備と機器の同時管理により医療の質を高める活動を行い、BCP策定では国公立病院からも受注した実績があります。
院内ラウンドの実務
医療安全のラウンドを実務経験しており、失敗してしまった自院スタッフを救うべく解決策の提案をしておりました。
現場の課題、少し違った視点からコメントすることで幾つもの課題を解消した実績があります。
現場の生声
言葉や文化がわかる
現場の声を聴かなければ、現場のニーズはわかりづらいです。
現場に行くことが目的ではなく、言葉や文化を理解した上で真のニーズを捉える事が必要です。
当社の医工連携担当は臨床経験者であり、なおかつ病院で医工連携に専従していた人材です。診療のワンシーンを断片的に見るのではなく、その前後や背景も見てニーズを拾い上げます。
人的ネットワーク
いわゆる『人脈』のようなものですが、医工連携について理解のある医療従事者とのネットワークを持っています。
医工連携に関心は無いが、新規開発の相談や助言には応じてくださる医療従事者とも連携しています。専門家としての意見を拝聴したいときに先生方の下を訪ねています。
医療機器ユーザーは免許制
診療に用いられる医療機器の多くが医療従事者(有資格者)でなければ操作する事ができません。
免許された人は、患者の健康や生命に責任を持って医療機器を使います。現場のニーズについては、生業として医療機器を使用する人にしかわからない事がたくさんあります。
プロとして診療行為をする以前に、3~4年の課程を経て国家試験に合格し、訓練を積み重ね、OJTで経験を積み、何年もかけてプロとして活動していますので、現場見学やドラマを見た程度では真のニーズを掴む事は容易ではありません。
マーケットイン
Product-out vs Market-in
”needs”(ニーズ)とは何かを考えるとき、エンジニアと顧客では視点が異なります。
”Product-out”(プロダクトアウト)とは技術志向のモノづくりに多く、『良い物を作れば売れる』という発想が根底にある場合があります。
販売力のあるメーカーでは、その販売チャネルを活かす事で様々な商品を世に送り出して来ました。
医療・ヘルスケアではマーケットイン
”Market-in”(マーケットイン)は顧客の意見や要望を拾って企画や開発に進む方法です。
ニーズ志向で開発し、ニーズを満たす物に仕上がれば、顧客に選ばれやすくなります。
ソリューション
選ばれる可能性
”Solution”(ソリューション)とは『解決策』などと訳されますが、解決手段を商品として提供できれば困りごとに直面した顧客の選択肢に挙げられる可能性が出ます。
反対に、何の解決策にもならない商品や、火に油を注ぐような逆効果の商品は、困りごとを抱える顧客には選ばれません。
何を解決して欲しいのか
課題が無ければ解決策は不要です。
売れるソリューション
困りごとの普遍性
困っている人が多い、直面する機会が多い事象であれば、解決策の市場の大きさには期待が持てます。
ユーザー数の多さで言えば個人や家族単位ですが、頻度で考えると業務用の方が圧倒的に多い場合があります。
血圧計などは家庭用は数が多く、医療用は使用頻度が高く、それぞれ別の市場を抱えており、ユーザー層が異なるためニーズにも違いがあります。
解決策の優位性
市場が大きければ競合品も多く現れます。
市場が小さくても独占的であれば事業として成り立つ可能性が高まります。
『24時間以上使える』『次亜塩素酸で消毒できる』などの壁を超えられた商品が1つしか無ければ、利用シーンさえ生まれれば選択肢は1つ、必然的に選ばれます。
効果効能と文化
『肩こり』の概念は日本人特有であるとは聞いたことがあるかもしれません。
湿布薬も日本では普及していますが、海外ではあまり使われていません。教科書的な英訳『poultice』では薬草を患部に当てる治療法、『compress』では冷却ゲル等が検索されます。
貼りやすさをウリにしたシップはたくさんありますが、シップを貼らない人々にとっては何の解決策でもありません。