弊社でマッチングや開発をサポートしてきましたカフ漏れ有無を確認するデバイス『emora』(エモラ)が、公益社団法人日本臨床工学技士会が催した医工連携アワードで受賞しました。
母校インスタグラム
受賞したのは中電病院の元山明子さんですが、彼女の出身校は広島国際大学です。
1998年開学、その4月に入学した1期生の元山さんが受賞したということで、広島国際大学の公式インスタグラムに掲載されました。
受賞結果と内容
今回のアワードの詳細については、日本臨床工学技士会の公式ホームページに掲載されています。
当社の役割
当社には製造技術も販売要員も持ち合わせていませんので、メーカーになることはありません。
今回の事案は、臨床工学技士が現場での仕事に対し創意工夫をしてきたが、それでは課題が解決できないので企業の力を借りたいというものでした。
そうした『ニーズ』らしきものは数多ありますが、今回の案件については課題を共有できる人が少なくないだろうと見込める部分があったため、おそらく発案者が費用負担することなく開発を進める企業が現れるだろうと考えました。
最初は元山さんの地元広島で、経済産業省中国経済産業局、広島県庁、広島市役所などにアクセスしました。
ここでのマッチングが上手くいかなかったので、範囲を全国に広げてマッチングし、今回共同開発した北浜製作所さんとのマッチングに成功しました。
このマッチングについては、当社の仕事です。
企業が関心を持つように事案を紹介し、面談をセッティングし、費用負担やロイヤルティの交渉も当社が担いました。
その後の開発についても並走し、プロモーションとして行ったいくつかの仕掛けも企画や助言をしました。
今回の事案は何よりも考案者本人が前向きであり、全面的に協力する姿勢をとっているので、手弁当で頑張ってもらえたことが上市につながり、また受賞にもつながっていると思います。
その姿勢に応えざるを得なくなる企業が幸か不幸かはこれからの売れ行きにも関係しますが、業界での露出が増えていますので開発企業にとって宣伝効果はすでに出ていると思います。
当社では単に医工連携を推進して金儲けをしようということではなく、しっかりと事業化されて社会実装されることを目指し、そのために必要となるコンサルティングを提供しています。