炎天下では55℃(実測値)
2022年夏の酷暑は猛烈です。
百葉箱の中で測定しても35℃を超えたというニュースが流れますが、炎天下では20℃くらいプラスされます。
兵庫県伊丹市で測定したここ5日間の実測値では、毎日50℃を超えています。
そして、早朝5時前後の最低気温は25℃を下回りません。
避難所でも35℃超過注意
2022年のお盆休みは線状降水帯や台風、大雨などの情報が連発しています。
仕方なく避難所に退避される方も居られると思いますが、ある程度の空間が確保できるとすれば日陰の気温が参考になると思います。
それが35℃超えです。
ある程度の空間が取れない状態、やや密な感じになりますと人間が放つ体温も含め熱源が多くあり、それを逃がすことができなくなりますので気温以上に暑くなります。
お風呂やサウナでは短時間、好きなだけ滞在すれば良いので耐えられますが、丸1日、自分用の扇風機が無い、もちろんエアコンも無い状態で過ごしますので、それが40℃ともなると熱中症リスクが過大です。
救急車が逼迫
熱中症で救急搬送される人が非常に多いです。
今年のゴールデンウィーク、5月2日~8日の熱中症による救急搬送者数は520人でした。
8月1日~7日までは7,218人が熱中症疑いで救急搬送されています。
この内の55.2%が高齢者です。
8月10日の新型コロナウイルス新規感染者数は250,403人でした。
5月10日が42,160人でしたので約6倍になっています。
コロナ患者は陽性判定から10日間は行動制限を受ける陽性患者のままですので、仮に1日20万人の状態が10日間続けば、10日後には陽性者が200万人居るということになります。
重症化リスクが低いとしても、絶対数が多ければ相対的に重症者も増えます。
陽性者が20万人確定ということは、20万件以上の検査が行われていて、実際には陰性者の方が圧倒的に多いので、検査場も多忙だと思います。
いま、熱中症で救急搬送を要請しても、救急車も医療機関も逼迫している可能性があり、体温が高温になった状態では新型コロナウイルス感染症なのか熱中症なのか、それ以外なのかわからないので必然的に抗原検査などを受けることになると思います。
いま、理想的なことは熱中症にならないことです。
総務省消防庁:新型コロナウイルス感染症に伴う救急搬送困難事案に係る状況調査について
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