2022年12月4日11時18分ごろ、インドネシアのジャワ島で大規模な噴火が発生しました。
噴煙が高く上がり、周辺住民は避難を余儀なくされました。
現地の報道とは関係ありませんが、『日本へ津波なし』だそうです。
【参考】NHK:インドネシア ジャワ島火山噴火 火砕流確認 警戒レベル最高に(2022年12月4日)
【参考】NHK:インドネシアの大規模噴火「日本への津波の影響なし」気象庁(2022年12月4日)
半月前も地震
2022年11月22日にもジャワ島で地震が発生し、このときは数百人規模の死者が出ています。
インドネシアには行ったことがないので衛生状態や医療体制はわかりませんが、これだけの被害が出る規模の地震ですので平常状態ではないことはわかります。
1年前も噴火
1年前の新聞記事を見ても似たような見出し『ジャワ島で噴火』というものがありました。
発生したのは今年と同じ12月4日です。
ジャワ島
ジャワ島とは、インドネシアの島の1つで、世界一人口が多い島です。
首都ジャカルタもジャワ島にあります。
この島には日本の人口と同じくらいの人が生活しています。
2022年11月にはG20が開催され、国際的にも注目される国の1つです。
噴火に備える
日本は火山が多く阿蘇山や桜島など九州では特に活発さが確認されています。
活動が活発な地域では噴火BCPも用意されているようですが、例えば富士山の噴火の影響を受けるエリアで噴火BCPを備えている企業や自治体はさほど多くありません。
事業活動は『諦める』という選択肢もあるかもしれませんが、生命を守るという行動は必要になりますので、せめて個人の生命を守るための備えはしておくと良いと思います。
噴煙や降灰が一段落するまで自宅など建物に籠城するとして、困るのは水です。
噴火する場所によっては水源に溶岩や灰が入り、水質悪化や装置の目詰まりなどが起こり、給水が停止される地域があると思います。
川の水を汲むにしても、それも汚染されている可能性があったり、そもそも取水できるような川が近くにないかもしれません。
降灰の積もった道路は雪道よりもたちが悪いかもしれません。おそらく自動車は走行困難ですが、もし走行できてしまうと灰が舞うのでマスクなしでは歩けないと思います。自動車のエアフィルターは目詰まりし、故障車も続出するでしょう。
電力供給は止まらないかもしれませんが、送電線に灰が積もって切れることがあれば停電します。
太陽光発電は降灰によって使用不可になると思います。
外出できない、エネルギーインフラは停止、自宅に籠城せざるを得ない状況において、水の確保は必要かと思います。
地震でも水害でも、結局は水の確保が必要なので、3日分くらいの水は備えておくと良いと思います。