2024年4月28日(日)に高知県臨床工学技士会主催のイベントで講演させて頂く事になりました。
今回の話題は災害
今回のイベントでは災害対策についてお話しさせて頂きます。
2024年は元旦から大きな地震があり、昨日も台湾で大震災が発生しました。
高知県臨床工学技士会様からは、備えができていると思っている人々に対し、どのくらい自信を持って良いのか、どのくらい足りていないのか、といった気づきを与えるお話をして欲しい、といった感じのオファーを頂いたと思っています。
そこで付けたタイトルが『災害時の医療業務継続 ~目標志向のマネジメントが救う命~』です。
災害は対策してあろうと、無かろうと、医療機関であれば業務を続けざるを得ないので、とりあえずは『ある物でどうにかしよう』ということになります。
そのとき、法令順守で考えればグレーゾーンにも踏み込む可能性がありますが、それを発災後に議論しても仕方ないので、平時にある程度のオリエンテーションをつけておくべきです。
避難行動ひとつ見ても、消防計画に基づく真面目な避難訓練だけでは、医療では上手くいかない可能性があります。
人工呼吸器などの生命維持管理装置に接続された乳幼児たちを屋外に避難させることだけがすべてか、と考えたときにいくつかの代案が出て来るかもしれません。それを検証し、取捨選択できる能力を伸ばす必要もあるので、今回のテーマに『マネジメント』が入っています。
災害対策と言っていますが、実際には『非常事態』対策です。
災害でなくても大変な混乱を来たすことがあります。電子カルテがサイバー攻撃を受けて業務が停止した病院もあります。
今回は、いくつかの『問い』を挟みながら、聴講者に考える時間を与え、ときには居合わせた人々で意見交換する時間も設けて自由な発想の対策に結び付けてもらおうと思っています。
イベント概要
名称
高知県臨床工学技士会 第1回学術ME部セミナー
日時
2024年4月28日(日)9時30分~12時10分
講演60分・ワークショップ30分・質疑応答10分
会場
高知医療センター 2階 くろしおホール
高知県高知市池2125番地1
講演資料
講演ではワークショップを並行するため、当日に明かすネタが多数あります。
ここでは、一部を抜粋したスライドを提供いたします。
講演の機会をお与え下さい
弊社では積極的に講演を承っております。
災害関連はベーシックな話題から、レアな話題まで、幅広く対応しています。医療界と産業界の両方の視点からお話しすることもできます。
医工連携は黎明期から関わって来た経緯があり、昔はどうであったのか、今はどうなのか、といったお話しもできます。
どのようにすれば業界に参入できるのか、どのようなことをすると失敗するのか、どのような覚悟が要るのか、そういったお話しもできます。