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台風10号による停電発生時に生命維持管理装置を使用中の医療的ケア児向け民営無償電源ステーションを開設します | NES株式会社


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台風10号による停電発生時に生命維持管理装置を使用中の医療的ケア児向け民営無償電源ステーションを開設します

 防ぎ得た災害死(PDD: preventable disaster death)ゼロを目指し、弊社に出来る活動として電源ステーションの開設準備を進めています。

 2024年の台風10号(SHANSHAN, サンサン)は8月22日にマリアナ諸島で発生しました。当初の予想とは大きく異なる進路となり、速度は遅く、台風に備えるには十分な時間がありました。


 近畿(関西)地方は8月30日(金)から31日(土)に接近する恐れがあり、停電の可能性もあります。2018の台風21号では、弊社は9月4日13時半頃から52時間の停電を経験しました。

 そこで弊社では、自主的に電源ステーションの開設を計画しました。弊社が停電していない場合でも商用電源を使った電源ステーションを運営致します。2台の発電機を待機させ、1台のみ稼働であれば5~7日程度の発電に対応できる燃料も調達済です。燃料はカセットガスボンベかガソリンです。


 開設基準は関西2府4県で停電が発生した場合とします。弊社が停電している場合は自衛用の発電機の余剰電力を提供するため概ね300~500W(ワット)程度が限界、商用電源が使用可能な場合には上限はありません。

 部屋は8畳程の洋室を提供しますが、バリアフリーではありません。入退室時はスタッフがお手伝いします。提供する建物は水道やガスが不通であるため、トイレやキッチンは使用できません。食糧もありません。

 建物に隣接した駐車場を3台分用意します。地面は砂利、屋根はありません。

 今回の対象者は生命維持管理装置を使用中の医療的ケア児のための医療機器です。生命維持管理装置を優先、患児を優先します。状況に応じて受入基準を調整しますが、健常者単身の受入は致しません。

 ご来訪者様には、弊社独自のシミュレーションシステムによる電源計画を作成いたします。

 本事業は弊社の自主的な活動であるため自治体の指定避難所などとはサービス内容が異なります。電気代、滞在費用、駐車料金など一切の費用は弊社が負担します。


プレスリリース: 台風10号による停電発生時に生命維持管理装置を使用中の医療的ケア児向け民営無償電源ステーションを開設します(NES株式会社)


2024年8月28日
NES株式会社


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在宅医療機器の患者安全のための停電シミュレーター
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