県内には医科の保険医療機関が約5,000軒あり、その内の343軒が病院です。
病床規模では兵庫医科大学病院963床が最大、次いで神戸大学医学部附属病院の934床、次は100床以上少なく768床の神戸市立医療センター中央市民病院です。
病院が何百あったとしても『災害拠点病院』はその中の1割もありません。発災後、病院に行こうと思っても災害拠点病院以外は外来を閉じている可能性があります。
災害拠点病院がどこにあるのか、平時から知っておく必要があります。
災害拠点病院(県指定)
神戸市医療圏
阪神南医療圏
阪神北医療圏
東播磨医療圏
北播磨医療圏
中播磨医療圏
西播磨医療圏
但馬医療圏
丹波医療圏
淡路医療圏
災害対応病院(神戸市指定)
おわりに
弊社の前の道から西へ行き、尼宝線を左折すれば関西労災病院まで曲がる事なく到着できます。病床規模642床、県内では7番目に大きな病院ですが災害拠点病院ではありません。
一般病床の規模で言うと6位の関西労災病院(642床)、14位の近畿中央病院(445床)、18位の市立伊丹病院(414床)が弊社の近くにありますが、いずれも災害拠点病院ではありません。
兵庫県立尼崎医療センターや兵庫医科大学病院までは、ケガをした状態で徒歩で行くには難しそうですが、車があれば平時で20~30分程度、災害時に信号が消灯していると半日程度でしょうか。
受診できる可能性が低いとなると、応急処置の道具と技術を備えておかなければなりません。自助、大切です。
今日は防災の日、改めて備えを確認したいと思います。