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おくやみ 斎藤十朗氏 | NES’s blog

 斎藤十朗氏が亡くなったというニュースを拝見しました。

 ご冥福をお祈り申し上げます。


 今朝のGoogleの検索で『斎藤十朗』と入力すると、以下のような順位で記事が表示されていました。

  1. NHK:斎藤十朗氏が死去 85歳 参議院議長や厚生大臣など務める
  2. Wikipedia:斎藤十朗
  3. 朝日新聞:斎藤十朗さん死去
  4. 日本経済新聞:斎藤十朗氏が死去 元参院議長
  5. 読売新聞:元参院議長の斎藤十朗氏が死去、85歳…押しボタン投票を導入
  6. 日本経済新聞:「良識の府」貫いたミスター参院 斎藤十朗氏死去
  7. 産経新聞:元参院議長の斎藤十朗さん死去、85歳 中曽根内閣で厚相も
  8. Yahoo!ニュース:元参院議長の斎藤十朗氏が死去、85歳…押しボタン投票を導入(読売新聞)
  9. 伊賀タウン情報ユー:元参院議長の斎藤十朗さん死去 出身地の伊賀市長コメント
  10. Yahoo!ニュース:斎藤十朗さん死去 85歳、元参院議長(時事通信社)
  11. CBC news:元厚生大臣の斎藤十朗氏が死去 押しボタン式投票の導入など参議院改革に尽力
  12. 東京新聞:斎藤十朗さん死去 元参院議長、元厚相
  13. 毎日新聞:斎藤十朗さん死去 市長「敬意と感謝」 伊賀 /三重
  14. JIJI.COM:斎藤十朗さん死去 85歳、元参院議長
  15. 下野新聞:斎藤十朗・元参院議長が死去 85歳、元厚相
  16. 毎日新聞:訃報 斎藤十朗さん 85歳=元参院議長
  17. 東京新聞:斎藤十朗・元参院議長が死去 85歳、元厚相
  18. コトバンク:斎藤十朗
  19. 福井新聞:斎藤十朗さん死去 元参院議長、元厚相
  20. 沖縄タイムス:[訃報]斎藤十朗さん 戦後最年少参院議長
  21. 山陰中央新報デジタル:斎藤十朗さん死去 元参院議長、元厚相 85歳
  22. 時事通信ニュース:斎藤十朗さん死去=85歳、元参院議長
  23. 東海テレビ:参議院議長や厚生相など歴任…三重県出身の斎藤十朗元参院議員が死去 85歳 1972年に初当選し計6期務める
  24. 西日本新聞:元参院議長の斎藤十朗さん死去、85歳
  25. 生協の広報誌 COOP REPORT:斎藤十朗全国社会福祉協議会会長にお話を伺いました
  26. 中日新聞:斎藤十朗・元参院議長が死去 85歳、元厚相
  27. 神戸新聞NEXT:斎藤十朗さん死去 元参院議長、厚相
  28. 高知新聞PLUS:斎藤十朗・元参院議長が死去 85歳、元厚相
  29. 新潟日報:斎藤十朗さん死去 元参院議長、厚相
  30. 福島民友:元参院議長の斎藤十朗さん死去
  31. 日本社会人団体馬術連盟:【訃報】 斎藤十朗 元会長のご逝去について




斎藤十朗氏の経歴

  • 1940年三重県伊賀市生まれ
  • 1958年東京教育大学附属中学校・高等学校卒業
  • 1962年慶応義塾大学商学部卒業
  • 三井銀行
  • ロンドン大学留学
  • 1972年の参議院補欠選挙で初当選(父・昇氏の死去に伴い立候補)
  • 以後連続当選6回
  • 1986年厚生大臣として初入閣(1986年7月22日~1987年11月6日)
  • 自民党国会対策委員長、同参議院議員会長などを歴任
  • 1995年第21代参議院議長、1998年再任
  • 2004年に政界を引退
  • 2007年全国社会福祉協議会会長
  • 中央共同募金会会長
  • 全国老人クラブ連合会会長
  • 2002年三重県遺族会会長
  • 2018年秋の叙勲で桐花大綬章を受章

【参考】日本経済新聞:元参議院議長 斎藤十朗(1)ヤングパワー大行進(2015年3月15日)
【参考】中日新聞:参議院とは 元議長斎藤さん、元議員高橋さんに聞く(2019年6月29日)
【参考】全国社会福祉協議会:全社協のあゆみ




斎藤十朗氏が臨床工学技士法

 1987年の第百八回国会衆議院社会労働委員会議録第三号によれば『臨床工学技士法案』について厚生省の斎藤国務大臣から説明が行われています。

P13抜粋
P19抜粋

 中曽根康弘総理大臣の下、斎藤十朗氏が厚生大臣を務めていた1986年7月22日~1987年11月6日の期間に、臨床工学技士法案が提出され、議論されました。

 国会に提出された議案は採決され、臨床工学技士法は法律となることが決まりました。


 1988年4月に臨床工学技士法は施行され、1988年11月に第1回目の国家試験が実施されています。

 免状に記されているロゴマークについては大臣が決裁していると思いますが、最初の国家試験が行われたときは竹下内閣の藤本孝雄氏が厚生大臣、免状が発行された頃は小泉純一郎氏であったと思います。

【参考】第108回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号 昭和62年5月15日
【参考】小野哲章:臨床工学技士の夜明け
【参考】NES:臨床工学技士の業務拡大・地位向上・社会進出




おわりに

 筆者は臨床工学技士免状保有者ですが、この職種が生まれる原点には斎藤十朗氏が関わっています。

 職能団体としては、これまでも斎藤十朗氏に関わることもなったようで、名前を出しても、誰も知らないというのが実情でした。
 今回も、とくに訃報を伝えるでもなく、追悼するでもなく、関係性は感じていない様子です。

 臨床工学技士法が無くても、その仕事に就いていた人や、その必要性を訴えていた人は多く居られますので、DNA的な話をするのであれば太田和夫先生や小野哲章先生の方が馴染みがあるかもしれません。

 斎藤十朗氏とは一度はお会いしてみたかったのですが、色々と伝手をあたっても辿り着けなかったので、残念です。

 最後は西宮でお亡くなりになったということで、お近くまで来ておられたのであればと思うと、また残念です。