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Service 医工連携

境界領域最適化(医工連携ゲートキーパー) | NES株式会社

コンサルティング・アドバイザリー

企業向けコンサル

 医療側とのコミュニケーションの円滑化や情報精査などのコンサルサービスを提供します。事業化に向けた各種調査や薬事関連などもお手伝いいたします。

医療機関・医療従事者向けコンサル

 医療機器やヘルスケアサービス等の開発に並走します。企業とのマッチングや折衝、事業化に向けた各種調整など、医家が不慣れな面を全面的にサポートします。
 費用負担は謝金方式やロイヤルティ方式などご相談に応じます。

支援機関向けコンサル

 支援機関様自体をコンサルティングし、医工連携の仕組みを作るコンサルティングができます。下図は弊社代表が3年がかりで熊本に実装した医工連携モデルです。
 支援機関会員企業向けに専門家としてアドバイスするサービスも提供しています。

医工連携くまもとモデル

関連サービス



目次

サービスのご案内
 ├
当社の強み
 ├ 境界領域専門
   ├ 医療界と産業界
   ├ 実務経験がある
   ├ ゲートキーパー
背景・概要
 ├ 従属ではなく独立
   ├ 領域名『境界』
   ├ 医療は高度専門
   ├ 高度専門の間に求められる人材
 ├ 境界領域専門
   ├ 『私の専門領域は境界です』
   ├ 求められる資質
   ├ プロセスへの並走
   ├ 商習慣



境界領域専門

医療界と産業界

 医療界と産業界は対立している訳ではありませんが、専門性の高さや性質の違いから、やや高い壁があるように思えます。
 互いに門戸を広げて、敷居を下げてウェルカムの状態であっても、超えられない壁が見え隠れします。

境界領域

実務経験がある

 弊社の医工連携担当者には以下のような実務経験があります。

  • 臨床経験あり
  • 産業界でも同じくらいの就業経験あり
  • 医工連携専従で国立高度医療研究機関や東証一部上場企業に常勤

 さらに、下記のような実績もあります。

  • 自ら開発した物が医療機関で実際に使われている
  • 自ら主任研究者となって研究費を獲得し研究班を運営した
  • 1億円以上の競争的資金獲得の中核メンバーとして深く関与した
西謙一

ゲートキーパー

 異業種の間に立ち、両者の関係を適正に導く役割を担う仕事をしています。
 この役をゲートキーパーを称しています。

gatekeeper



従属ではなく独立

領域名『境界』

 境界領域は業界や職種などの間に生まれる従属的なものですが、医工連携においては独立した領域としても考える必要があります。
 医療界のニーズを産業界のシーズで満たすという形は単純かもしれませんが、この境界部分には複雑です。


医療は高度専門

 医学部受験は難関、その医学部生でも医師国家試験に合格できないほど医師は高度な資格であり、高度な専門人材です。
 麻酔で意識を失わせ、皮膚にメスを入れ、内臓を切除する事を生業とできるのが医療です。間違い1つで後遺障害や死亡に至る可能性もある緊張感が緩まない業界です。


高度専門の間に求められる人材

 医療界は対象がヒト、科学的根拠に基づいた診療行為を、保険制度の枠組みの中で提供するので全体として同業者と言えます。
 産業界は金属加工と言ってもスマホと橋梁では使われる素材や加工技術に大きな違いがあり、それぞれに専門性があります。
 この専門と専門が絡み合う医工連携においては、間に立つ専門人材が必要になる事が多々あります。
 医療界か産業界のどちらかに強いという偏った専門家ではなく、医工間を専門とする人材が求められます。




境界領域専門

『私の専門領域は境界です』

 医療界や産業界での経験を語る人は多く出会いますが、境界領域を専門として自己紹介する人にはなかなか出会いません。
 医工連携では医療界と産業界のダブル主演、境界領域の担い手は黒子になります。ときに黒子の存在は忘れ去られますので、そうした暗い役を担いたいと思う人が少ないのも事実だと思います。


求められる資質

 医療界と産業界の両方にある文化や用語などを理解し、両者の出会いや付き合いの妨げとなる因子を取り除くことができるスキルが求められます。
 両社の仕事の基礎となる部分は抑え、ある程度の専門的な情報も把握しながら市場動向も探れる力が必要になります。
 そのためには業界関係者からの情報提供は欠かせず、必然的に太いパイプを持つことになります。

【参考】NES:ゲートキーパー


プロセスへの並走

 医工連携による開発にはマッチング(出会い)から始まり、構想を練り試作へと移る初期段階、プロトタイピング、臨床評価、販路開拓など多くのプロセスを経る事になります。
 日本人同士なので言葉が通じてしまうため、わかったつもりで進んでしまう事が多く、試作後の製品評価で気づいて手戻りという事も少なくありません。
 このプロセスの全ての段階において、ベクトルのズレなどに気づきながら軌道修正する事が境界領域専門家の役割です。


商習慣

 医療にも利潤の追求は必要ですが、サービスの『現物支給』が先行する事も少なくありません。
 救急車で搬送されて来た患者に『お金は払えますか?』と聞く事が無いのが国民皆保険制度で作られた文化とも考えられます。
 窓口3割負担なら残り7割は審査支払機関に書類を提出して数か月後に医療機関に支払われるため掛売の状態が続きます。
 医療従事者は直接お金に関わる事は少ないため、独特の商習慣について産業界には知る努力をしてもらう事も重要です。




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