ワンストップ窓口
医療機器は法令で明確に定義されており、製造や販売、使用には許認可や免許が必要です。
車椅子や手すりなど、病院に入ればすぐに目につく機器や設備であっても、定義から外れれば医療機器ではありません。
しかしいずれも工業製品、使用していれば壊れる事もありますし手入れも必要になります。
現場では明確に医療機器であるか否かを区別せずに使用している物あり、モノやコトによっては判断が難しい事もあります。
私たちは、ワンストップ窓口を目指しています。
機器と設備、診断と治療、単回使用とリユース、分ける事の必要性を理解した上で、分け隔てなく対応するマネジメントを民間サービスとして提供しています。
責任の重大性を認識
医療機器は、法的な承認/認証という手順を経なければ臨床使用できません。不具合が起これば国(PMDA)を通じて社会全体に通知され、回収や改修などが行われます。
他方で車椅子などは医療用途であるとは言え医療機器ではないため、企業や業界団体が持つ自主基準で出荷されます。
一見すると医療機器の方が、医療機関に掛かる責任が重そうにも思えますが、使用方法やリスクが明示されているため、その範囲内で使用する分には責められる可能性は低くなります。
一方で非医療機器の場合は、有害事象が生じた際の責任所在を明らかにするのは医療機関の責任となるため、管理者不在では重大なリスクの存在も見落とされる可能性があります。
私たちは、管理者不在が様々な面でのリスクであり、表在的なハザードが発生した際に、医療機関が受けるダメージが大きいと考えています。
サービス
医療機器安全管理
医療法第6条に基づく医療機器安全管理義務の実践を支援するサービスです。
主たるフィールドを300床未満の病院や診療所に置き、特に臨床工学技士不在の医療機関に主眼を置いています。
まったくのゼロからのME管理体制構築は短期間で完了させる事も可能です。
専門人員を配置しない、駐在者や派遣人材も使わない、人員体制は現状維持で身の丈に合わせた簡便な管理体制構築も私たちにはノウハウがあります。
医療機器・設備同時的管理
2001年、電気工事士から臨床工学技士へと業態変容する過程で1次側と2次側が別々に管理され、双方のマネジメントの専任者が不在、両方を同時管理しているマネジャーは皆無に近い状況である事を知った弊社代表が、20年来研究している分野です。
医療機器は文字通り医療に使われます。
その機器は電源や水源を失えば機能を喪失する物も少なくないです。
形式的な管理は行われていても、非常時のリカバリまで計画や訓練が行われている事は滅多にありません。
私たちはワンストップ、同時管理を推進しています。
療養住環境最適化
住宅の新築・増改築・リフォームを多数経験してきたことに加え、臨床経験や医療機器安全管理の経験で培ったノウハウを社会還元するためにこのサービスを始めました。
突然の病気や怪我で入院し、いざ退院となって自宅療養上の制限や注意点を説明されても、はたして実践できるのか不安です。
療養生活を始める、続けるための住宅改装に関するご相談を承っております。
患者さんやご家族からのご相談に限らず、医療機関や高齢者サービス事業者、建築関係からのご相談も承っています。
改良・改善・開発
私たちが『統合医工学』を冠する理由には、現場の不満や危険を解消する狙いがあります。
どんな些細なことでも改善すべきは改善し、方策が無ければ開発し、課題を解決していく努力を惜しみません。
私たちには医工連携のノウハウがあります。
どんな人たち?
現場に出るメンバーは臨床工学技士ら工学系人材が中心です。
私的なアドバイザリーボードとして看護師ら医療従事者、患者や家族らユーザー、建築や設備などのサプライヤーが居ます。
私たちは現場志向です。
私たちは知識の重要性を理解した上で、医療では経験の重要性も不可欠であると考え、現場経験者を積極的に活用しています。
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