事業化志向で均霑化と永続化
私たちが推す医工連携の形は、課題解決型です。
現場の課題に向き合い、優れた解決策を商品化すれば欲しいと思ってくださる方が居り、使われ続けることになります。
商品化されることで誰もが調達できるようになります。
商品が使われ続ける中でコストダウンが図られたり、改善点が見つかり更新されていくことが期待できます。
これが、課題解決による Win-Win の姿です。
世界最大級の民間医療機関である Mayo Clinic には『No Money, No Mission』という言葉があります。お金がなければ使命もない、使命が無ければお金は必要ない、ということです。
医工連携の成果物にニーズがあればカネが必要ですし、ニーズが無くなればカネも必要なくなるということになります。カネの循環が生まれることが重要で、ビジネスが在れば均霑性や永続性が保たれます。
No Money, No Mission: Addressing Tensions Between Clinical Productivity and the Culture of Medicine
ゲートキーパーが必要
医工連携の主なプレイヤーは医療やヘルスケアの現場の人、産業側の人、この二者です。
二者は互いに専門性が高いことで連携する意義がありますが、反面、コミュニケーションエラーが発生しやすくなります。
二者間にはファシリテーター役が必要になります。単なる通訳ではなく、専門と専門の間にある境界領域の専門家であるゲートキーパーが必要です。
医工連携のゲートキーパー人材は希少です。弊社には希少人材が在籍しています。
戦略⇔戦術間の参謀
コンサルタントは社内の指揮命令系統に直接関与しませんが、その判断に関わる情報提供や提言をします。
豊富な知識と経験、多岐にわたるネットワークを持つ参謀役が貴社の事業をサポートします。
戦術を知らなければ戦略は立てられず、戦略が無ければ戦術は活かされません。貴社に無い人的リソースを、弊社が提供します。
ゼロから人材を養成するよりも、リーズナブルに参謀役を置くことができると思います。
マーケティング
規制産業である医療では、独特な調査が必要です。
エンドユーザーは患者であり、医療従事者です。多くのデバイスを使うのが医療従事者、使われるのが患者になります。
診療所は院長兼オーナーの個人経営が多く、ユーザーが購入決裁権を持っています。
病院は法人化されており、現場のユーザーが稟議書を出して購入審議に入ります。
医科で言えば診療所が10万軒、病院が0.8万軒です。どちらでビジネスを展開するべきか、綿密な調査をしなければコンセプト設計段階で誤った方向に進みかねません。
弊社では、専門的に調査事業を行っています。
他にはない覆面調査やデータ分析など多彩なメニューを取り揃えています。
※.調査事業について詳細はこちら
正直に言う
課題の解決策は1つではないことが多いです。
コンサルティング契約先様の企画では対抗し難い脅威となり得る競合技術の存在が明らかになることもあります。
プロジェクトが中止になれば、コンサルティング契約も打ち切られる可能性があるため、隠し続けるコンサルタントさんも居られますが、弊社は情報を明かします。
プロジェクト中止の提言は、開発担当者にとっては否定的な話であり、サンクコストの呪縛にとらわれることもあるため、弊社は憎まれ役になることもあります。
しかしながら、勝算の無いプロジェクトを延々と続け、開発や製造に係る費用も負担した上で在庫の山となっては、金銭的にも精神的にもネガティブな結果しか残りません。
契約先企業の利益を考え、脅威となり得る情報があれば明かすよう努めています。
プロトタイピング
単に試作する事がプロトタイピングではありません。事業を組み立てるための基盤、針路に誤りの無いように調整します。
弊社では医療界と産業界が齟齬なく開発を進めるために、マイルストーンを置いてプロトタイピングを実施するよう勧めています。
私たちが提供するプロトタイピングでは紙粘土や段ボールを使った小学生レベルの図画工作も実践しています。
3Dプリンタを自社保有し、精緻な試作までもお手伝いしています。
3D-CGによる説明動画も好評を得ています。
弊社代表が国立機関勤務時代、臨床を模した環境でのプロトタイピングを実施できる部屋の設計や運用を行ったこともあります。培った経験を現在のサービスに応用しています。
雑誌に掲載
弊社のプロトタイピングについて、医療従事者向けの雑誌『Clinical Engineering』に掲載されました。
2020年5月号の特集『医工連携を実践するために必要なこと』の中で『ものづくり企業を知ることの重要性』というテーマを頂戴して弊社の西謙一が執筆させて頂きました。
[Link] 学研メディカル秀潤社:Clinical Engineering Vol.31 No.5
助成・補助・競争的資金
弊社のユニークなサービスの1つが補助金申請です。
これまでに、自らが主任研究者となって獲得した資金は数百万円、分担研究者として補助金申請から関わった案件は数億円規模、黒子として支えた案件も数億円規模の助成を受けています。
補助金の審査員を務めた経験もあります。
補助金申請には大きく2つの勘所があります。
- 単体として優れたプロジェクトであること。
- 他の応募者との差が見えるプロジェクトであること。
まずは、審査に値するプロジェクトである事を表現できる申請書を作る必要があります。
そのためには体制が必要です。弊社では体制図を作りながら、足らずのメンバーをアサインするお手伝いもしております。
プロジェクトの全体像とは別に、今回の申請においてどの部分を評価してもらい、どのように助成金を活用するかを見せる書面づくりが必要になります。
申請書には文字数制限があるため、言葉選びも重要になります。
医療系では審査員が医療従事者、産業界、市民、行政など多様な場合が多いため、専門性を見せつつも平易な言葉での説明も必要になります。
弊社には、補助金申請のノウハウがあります。
事業化推進サービス
事業化推進コンサルティングサービスは、どなたでもご利用いただけます。
これまでにモノづくり企業、サービス業、医療機関、産業支援機関、行政など様々な組織のお手伝いをして参りました。
社内勉強会のような形でスポットコンサルをご依頼いただき、そのまま継続されるケースも散見されますので、まずはお試し頂ければ幸いです。
臨床経験があり、医系企業での経験もあり、医工連携に特化したサービスの専従者としての経験もあるコンサルタントは非常に稀です。その人材を育成するよりも手っ取り早く、弊社サービスをご利用いただければと思います。