AmpiTa在宅人工呼吸器停電シミュレーション
西門義一様(48hr) | [電池温存] 発電機⇒専用⇒汎用 (Mode=8)
全期間48時間00分 | 人工呼吸器24時間49分(51.70 %) | 用手換気23時間11分(48.30%)
人工呼吸器対用手換気[分] |
動力源(電力・人力)[分] |
外部電源比[分] |
人工呼吸器
人工呼吸器運転(自動)
用手換気(手動)
人工呼吸器内蔵電池残量
人工呼吸器動力源
人工呼吸器自立運転(内蔵電池のみで稼働)
発電機から給電
汎用蓄電池から給電
専用蓄電池から給電
酸素
酸素残量 Max=6000[L]
加温加湿器
動作・使用
加温加湿器内蔵電池残量
喀痰吸引器
動作・使用
喀痰吸引器内蔵電池残量
発電機
動作・使用
発電出力対消費量(率) Max=900[W]
残燃料
給油実施期間
汎用蓄電池
動作・使用
最大出力対消費量(率) Max=500[W]
電池残量
人工呼吸器専用蓄電池
動作・使用
最大出力対消費量(率) Max=300[W]
電池残量
Summary
医療機器概況
シミュレーション全工程(停電期間)は2日間0時間0分 (48時間0分 = 2880分間) でした。条件は
発電機優先型(Mode=8)でした。
発電機を優先使用したのちに蓄電池を使用します。蓄電池は専用電池を優先使用します。発電機燃料補充時は蓄電池を使用します。
停電発生後の初動対応により補助電源が供給され始めるまでの期間は0日間0時間15分 (0時間15分 = 15分間) でした。
人工呼吸器の最終動作時期は発災後1日目0時間49分(24時間49分 = 1489分間)でした。
用手換気(BVM)の実施総時間は0日間23時間11分 (23時間11分 = 1391分間)でした。
人工呼吸器用の酸素は発災後1日目0時間59分(24時間59分 = 1499分間)で枯渇しました。供給できない期間が0日間23時間1分(23時間01分 = 1381分間)ありました。
発災後の救援人員の確保や備蓄の増強についてご検討ください。23時間以上の用手換気(Bag Valve Mask)実施は容易なことではありません。
人工呼吸器対用手換気[分] |
動力源(電力・人力)[分] |
外部電源比[分] |
イベント(期間名) |
全工程比 |
総計 |
HH:MM |
Days+HH:MM |
シミュレーション |
100.00% |
2880分間 |
48時間00分 |
2日間 00時間 00分 |
人工呼吸器運転(動作) |
51.70% |
1489分間 |
24時間49分 |
1日間 00時間 49分 |
人工呼吸器内部電源運転 |
6.25% |
180分間 |
3時間00分 |
0日間 03時間 00分 |
人工呼吸器外部電源運転 |
45.45% |
1309分間 |
21時間49分 |
0日間 21時間 49分 |
人工呼吸器満充電状態 |
45.45% |
1309分間 |
21時間49分 |
0日間 21時間 49分 |
用手換気使用 |
48.30% |
1391分間 |
23時間11分 |
0日間 23時間 11分 |
酸素供給可能 |
52.05% |
1499分間 |
24時間59分 |
1日間 00時間 59分 |
酸素完全空瓶 |
47.95% |
1381分間 |
23時間01分 |
0日間 23時間 01分 |
加温加湿器 |
51.70% |
1489分間 |
24時間49分 |
1日間 00時間 49分 |
喀痰吸引器 |
3.26% |
94分間 |
1時間34分 |
0日間 01時間 34分 |
電化製品 |
0.00% |
- |
- |
- |
発電機稼働 |
33.85% |
975分間 |
16時間15分 |
0日間 16時間 15分 |
発電機燃料補給 |
6.25% |
180分間 |
3時間00分 |
0日間 03時間 00分 |
発電機燃料補給 |
|
12回 |
|
|
汎用蓄電池稼働 |
2.78% |
80分間 |
1時間20分 |
0日間 01時間 20分 |
専用蓄電池稼働 |
8.82% |
254分間 |
4時間14分 |
0日間 04時間 14分 |
電源概況
発電機は975分間(16時間15分)稼働するシミュレーションでした。発電機が稼働している間、出力電力(使用可能負荷)に対して25%以上の余力を残している期間があります。出力電力の大小が燃費に影響しない発電機の場合、余力はすなわちロスになります。余力(余剰電力)を有効活用するために蓄電池の増設や、調理家電の利用などが検討できます。
発電機稼働中の電源出力の余力
単位 | 余力25%未満 | 25%以上50%未満 | 50%以上75%未満 | 余力75%以上 |
[分] | 155分 | 820分 | 0分 | 0分 |
[%] | 15.90 % | 84.10 % | 0.00 % | 0.00 % |
汎用蓄電池を80分間(1時間20分)利用するシミュレーションでした。汎用蓄電池の出力の75%以上を使う高負荷の期間が蓄電池使用中の5割以上を占めています。汎用蓄電池の使用期間中に最大出力の50%以上の負荷が使われている期間が見られます。蓄電池は負荷の大きさと時間でエネルギーが消費されていくため、高負荷状態が多ければ短い時間でエネルギーが枯渇します。電池の出力や容量について検討する事で改善される場合があります。
汎用蓄電池稼働中の電源出力の余力
単位 | 余力25%未満 | 25%以上50%未満 | 50%以上75%未満 | 余力75%以上 |
[分] | 80分 | 0分 | 0分 | 0分 |
[%] | 100.00 % | 0.00 % | 0.00 % | 0.00 % |
人工呼吸器
内蔵電池動作期間 | 180 | [分] |
始動時充電率 | 100 | [%] |
消費電力(実効) | 300 | [W] |
0⇒満充電所要 | 120 | [分] |
電池容量(定格) | 6000 | [Ah] |
毎分酸素消費 | 4 | [L/M] |
始動時酸素在庫 | 6000 | [L] |
[備考]
酸素荷姿 1500Lボンベ
Synchronize
RSP-HOME
AmpiTa Project
加温加湿器
内蔵電池持続 | 0 | [分] |
始動時充電率 | 0 | [%] |
消費電力(実効) | 220 | [W] |
0⇒満充電所要 | 0 | [分] |
(未使用) | 0 | [分] |
(未使用) | 0 | [分] |
[備考]
ヒートフミデヒア
SatWater
AmpiTa Heater
吸引器(内蔵電源)
内蔵電池持続 | 60 | [分] |
始動時充電率 | 100 | [%] |
消費電力(実効) | 150 | [W] |
0⇒満充電所要 | 60 | [分] |
(未使用) | 2 | [分] |
(未使用) | 60 | [分] |
[備考]
サクションオーラル
SucOral
House
可搬型発電機
燃料1回動作期間 | 75 | [分] |
始動時残燃料 | 100 | [%] |
最大出力(100V) | 900 | [W] |
燃料交換所要 | 15 | [分] |
燃料備蓄(回数) | 12 | [回] |
[備考]
燃料種別 カセットガス
貯蔵・運搬 ボンベ
EnergyGen
ガスエンジン
NES Corp.
汎用蓄電池
電池容量(100V) | 600 | [W・時] |
始動時充電率 | 100 | [%] |
最大出力(100V) | 500 | [W] |
0⇒満充電所要 | 60 | [分] |
充電電力 | 200 | [W] |
電池容量(定格) | 3000 | [Ah] |
[備考]
専用蓄電池への充電(給電): 人工呼吸器専用蓄電池を充電
喀痰吸引器への給電: 喀痰吸引器に給電する
ポータブル蓄電池
100V/DC12V/USB5V
AC100V/DC12V
専用蓄電池
電池容量(100V) | 300 | [W・時] |
始動時充電量 | 100 | [%] |
最大出力(100V) | 300 | [W] |
0⇒満充電所要 | 45 | [分] |
充電電力 | 300 | [W] |
電池容量(定格) | 1500 | [Ah] |
[備考]
人工呼吸器への充電(給電): 人工呼吸器内蔵電池と独立
加温加湿器への給電: 加温加湿器へ給電しない
シンクロナイズ専用蓄電池
RSP-HM-BT
AmpiTa Project
このレポートは2024年02月26日15時05分36秒に作成されました。レポート作成はNES株式会社とAmpiTa Projectが共同開発した多用途安否確認システム『AmpiTa』(アンピタ)をベースとする独自開発の停電シミュレーションシステムを用いています。このレポートの著作権はNES株式会社および西謙一に帰属します。患家の停電対策への利用を許諾しますが、それ以外の利用には著作権者の許諾が必要です。
This web file was provided by NES Corporation and AmpiTa Project. [240226] (C)2013-2024