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療養と生活の安全・快適を目指す
病院、高齢者施設、障害者施設、在宅医療などケアが行われる現場の非常事態への対策をコンサルティングします。ご依頼主は個人・法人・行政などを問いません。
身体に不自由や不具合を抱えて生活している上に、非常事態が重なったら不安という方々に寄り添います。
医療従事者(臨床経験のある有資格者)であり、電気工事士(建設現場経験のある有資格者)であるコンサルタントが伴走支援致します。
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- 療養と生活の安全・快適を目指す
- [非常事態対策]医療機関・介護施設
- [非常事態対策]訪問看護・訪問介護
- [非常事態対策]患家・療養住環境
- 療養住環境の業務(患者と家族の行動)
- ケアラーは女性が多い(?)
- 療養 + 住生活 = 療養住環境
- 療養住環境最適化サービス
- 資料
最近の記事
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医療機関・介護施設の非常事態対策
医療福祉は規制産業、免許なしには関わりづらいため、例えば企業向けにプロとして活躍している人材でも、医療福祉領域を本質的に理解してサービスを提供することは難しいです。
その点、弊社は医療従事者(有資格者)がコンサルタントとして貴院・貴所を担当します。
担当者の病院勤務経験は100床台から600床台まで様々、専門病院も総合病院でも従業しています。
コンサルタントとしては国公立病院、民間病院、介護施設など多数の実務経験があります。
弊社の強みはBCM、業務継続マネジメントのサポートです。
医療福祉の現場では、指示待ちしている時間がないケースが想定されるため、現場の自律的な活動が不可欠になります。その自律的活動をスムースに進めるための備蓄や技術習得が必要になります。さらに、個々の活動が無秩序にならないように、平時から教育や訓練が必要になります。
医療福祉現場に志向した図上演習や実地訓練のサービスに定評があります。
用いるコンテンツはオリジナルです。他社には無い、効率的に院内実装するための教育をご提案いたします。
【ご要望の例】
- 自院のBCP策定/改定を手伝ってほしい
- 停電や通信途絶時の訓練をしたい
- 他院転送の基準づくり、タイムライン策定を手伝ってほしい
- 夜間休日発災の場合の臨時組織をシミュレーションしたい
- 外来待合での臨時外来開設を実装したい
- 消防訓練と同時に災害訓練を実施したい
- 医療安全研修に災害研修を重ねたい(相乗り)
- 地域の災害別被災状況と自院の役割をシミュレーションしたい
訪問看護・訪問介護の非常事態対策
在宅医療、往診、訪問看護、訪問介護、デイケアなどの特徴は患者や利用者との物理的距離です。
1つの事業者が複数のお宅と関係しているため、関係先の巡回に平時でも数時間、非常事態が発生していれば24時間でも回り切れない可能性があります。
弊社では訪問事業者等の非常事態対策についてコンサルティングしています。
まずは事業者としてのBCP(業務継続計画)が必要になります。
次に、ユーザー側の計画が必要になります。
【ご要望の例】
- 災害別の自社(自院)の被害想定が欲しい
- 自社(自院)が廃業しないための事業継続計画を策定したい
- 災害時の移動手段と移動時間のシミュレーションをしたい
- 患者や要介護者の避難所生活のシミュレーションをしたい
- 医療的ケア児の自宅用/学校用タイムラインを作成したい
- 訪問看護先の患者の個別避難計画を策定したい
- 患家の家族向け研修会を開きたい
- 自治会などの地域コミュニティに支援を要請したい
療養住環境の非常事態対策
家族の形は様々なので、療養住環境を押し並べて一括りにすることはできません。
同居している家族が多い場合でも、家族が出掛けている最中に発災すれば、誰も居ないかもしれません。職場や学校から帰宅困難な場合も想定しなければなりません。
患者の生命維持について、ケアラーがゼロの状況で何時間まで耐えられそうか、ケアラー1人ならどうなるのか、限界点を探ることが対策の初歩です。
以前から社会問題化している老々介護の現場では、ケアラーの体力などに課題がありました。
医療的ケア児にきょうだいが居る家庭では、ケアラーは患児だけではなく子どもたちの世話も必要となるため超多忙です。
そこに非常事態が重なれば、緊張と重労働が連続することになります。
平時からの備えが必要になります。
【ご要望の例】
- 人工呼吸器を装着している医療的ケア児の停電対策
- 経腸栄養ポンプを使っている患者が居る家庭の新居(図面を見て欲しい)
- 災害時に避難所へ行きたくない(自宅避難したい)
- 抗がん剤治療を自宅で行いたい(退院後は帰宅したい)
- 家族の留守中の対応を検討したい(電気錠、宅配ボックス、ほか)
- 介護事業者が盗難などを疑われないためのセキュリティを検討したい
- 町内会で障害者や健康弱者を支えたい(共助)
療養住環境の業務(患者と家族の行動)
『業務』というと職業的な仕事で使われることが多い印象がありますが、非常時対応コンサルティングでは、すべての営みを業務として捉えます。
療養住環境では、療養関係業務と生活関係業務がリストアップされます。
服薬、排痰、検温、体交、歯磨き、着替え、食事、清掃、買物、振込、読書など非常に幅広い業務が存在します。
患家では患者本人だけでなく同居する家族も含めた療養と生活が混在します。家族はケアラーやケアギバーと呼ばれる療養上の世話も担うことが多くあります。
BCPとはbusiness continuity planの略称、和訳すると事業継続計画や業務継続計画です。この “business” の部分を業務とした場合、療養住環境に存在する業務の継続を計画することがBCPになります。
ケアラーは女性が多い(?)
主婦と主夫で比較すると主婦の方が多いことも関係すると思いますが、療養住環境におけるケアラー(ケアギバー)は女性が多いと思われます。
昔のNurseは『看護婦』と呼ばれていたので、療養上の世話には女性が適している部分があることも背景にはあるかもしれません。
防災における女性の活躍の場は少なく、特に意思決定の場には女性が居ることは稀です。在宅医療や介護についても当事者が参加することは稀です。
療養住環境に関わる女性はレアキャラ、弊社では防災女子を応援しています。
療養 + 住生活 = 療養住環境
入院するとベッドが寝るだけの場所ではなく、食事や排泄など生きるための営みを行う場所になることがあります。
在宅医療ではさらに、炊事や洗濯などの営みが共存することになり、家族の生活も加わります。
病院であれば看護師が常駐して当然ですが、自宅や介護施設では看護師によるケアは限定的です。
介護施設には介護スタッフが常駐していますが、自宅には患者以外に家族が1人以下という状況は容易に想像できます。その家族はケアに並行して、自身の生活も進行します。
病院は専ら療養環境であるため、住環境には配慮が及びません。
自宅は専ら住環境であるため、療養環境には配慮が及びません。
自宅療養が必要となった場合、生活を中心とした住環境に、療養環境を加える必要があります。
療養住環境(1)療養志向
病気か怪我かわかりませんが、医療機関での療養を経て自宅に戻って来た場合を考えてみます。
生活のための空間で療養をしなければならない、そのときに何が必要になるのかを考えます。
風邪をひいて寝込んだ場合でも、手の届く範囲にティシュとゴミ箱は欲しいと思います。冷たいスポーツドリンクを飲みたければ冷蔵庫を用意するか、水筒に入れて枕元に置く必要があります。体温計やパルスオキシメータも近くにあると便利です。
訪問看護や介護を受ける場合にはどのような配慮が必要であるのか、よく考えなければなりません。
【弊社へのご要望の例】
- 医療機器用のコンセントや発電機を提案して欲しい
- 人工呼吸器を装着している医療的ケア児の帰宅を支援して欲しい
- 経腸栄養ポンプを使っている患者が居る家庭の新居の図面を見て欲しい
- 在宅酸素療法を最適化したい
- 災害時に避難所へ行きたくない(自宅避難)
- 退院後は帰宅し、抗がん剤治療を自宅で行いたい
- 防犯カメラを設置したい
療養住環境(2)家族志向
自室での療養は1つの選択肢ですが、長期化する場合には家族との過ごし方についても検討することになります。
療養者と家族とが触れ合う時間を増やし、家族の目が届きやすい場所に療養者を置く場合、LDKが第一候補に挙がります。
ソファとテレビが置かれたリビングに、療養者のベッドを置くとすればどのような配慮が必要でしょうか。
家族の生活リズムとの調和が必要ですし、ベッド上で排泄するのであれば、家族の食事の時間帯などとの調整も必要です。
療養者が親であるか、子であるか、独居であるかによっても考え方に大きな振り幅があります。
【弊社へのご要望の例】
- 癒やしの時間と処置の時間で照明を使い分けたい
- 処置中の目隠しが欲しい
- 健常者と患者で適正温度が違うため空調を見直したい
- ニオイの問題を解決したい
- 家族の留守中のセキュリティを検討したい
- カギの管理をスマート化したい
療養住環境(3)社会志向
療養者が引きこもりになる必要はありません。
家の中では活発に動き回り、来客を迎え入れることも想定されます。
テレワークで仕事を続ける人も居られて不思議ではない時代です。
外来受診だけでなく、買物や食事に出かけることもあると思います。
社会との関係を途絶えさせないことを意識した療養住環境も重要です。
【弊社へのご要望の例】
- ベッド上も車椅子上でも共通した情報端末やネット環境を整備したい
- YouTubeやzoomについて教えて欲しい
- 自立した生活をするために玄関やトイレを改修したい
- 宅配ボックスを設置したい
- 雨に濡れずに車を乗り降りしたい
- 外出用に車椅子/ベビーカーを改造したい
療養住環境(4)計画
計画には様々な種類があります。即実行されるもの、中長期的な針路を示すもの、事態に直面した場合にだけ実行されるものなど時期や頻度だけでもばらつきがあります。
定期受診日を前に移動手段を確保し、出発時間を決め、帰りに寄る場所を想定するといったことは日頃から計画すると思います。
医療機関へ行くという一連の行動を、災害発生時に置き換えてみるとどうなるでしょうか。様々なことを想定しなければなりません。行く事が難しいと判断した場合には、行かないという計画を立てる必要があります。
療養住環境にフォーカスすると患者の病態、家族の成長や老化などに合わせて長期的な計画を立てる必要があります。
【弊社へのご要望の例】
- 日々のスケジュールを家族や関係者と共有したい
- 自宅を療養住環境化していく10か年計画を立てたい
- 施錠や金庫など年齢に応じた防犯強化策を計画したい
- 2040年問題を見据えた自宅リフォームの準備を進めたい
- 個別避難計画(災害対策基本法)の作成を手伝って欲しい
- 災害時に避難を開始する時期を計画して欲しい
- 我が家のBCP(業務継続計画)を策定したい
療養住環境最適化サービス
療養住環境について、まずは医療機関にご相談ください。
住宅のリフォームをお考えの場合は業者さんにもご相談頂く必要がありますが、建築のプロである業者さんが医療や介護などに詳しいかどうか、そのご経験なども併せてお問い合わせされると良いと思います。
弊社では、療養住環境の最適化に向けたコンサルティングサービスを提供しています。
中立的な立場から、工事ありきではなく福祉用具やDIYなども含めた提案に努めています。
特に災害対策、BCPについてはユニークなコンテンツを持ち合わせています。
弊社は電気工事業者(兵庫県知事第300333号)でもあり、停電対策については自験例を多く持ち合わせています。
資料
療養住環境
弊社では在宅医療など病院外での患者やケアラーを守る仕事にも注力しています。
医療機関には医師や看護師が常駐していますが、家庭に居るケアラーは家族一人かもしれません。家族が何人居ても、医療従事者はゼロである可能性があります。
弊社では人工呼吸器等の生命維持管理装置を臨床で扱ったことがある人材が、在宅医療や療養住環境のコンサルティングに携わっています。
医療福祉系研修テーマ事例
今日、停電したら
重要業務の代替手段、電力供給の継続が必要な機材の選抜などを図上演習。
分電盤や引込線の確認、発電機や蓄電池の準備や操作、ケミカルライトでの通路誘導など実機を用いたワークを実施。
地震発生、状況把握せよ
大地震が発生したと仮定し電気、水道、交通、火災などの情報収集を実施。
過去の発災時のニュース映像、通信速度の遅いスマホ提供など、現実感のある訓練環境を用意し、情報について学習。
明日、計画運休です
計画運休発表。明日の通勤は絶望的。出入業者や近隣商店も計画休業、休校や休園多発。
日勤者は退勤前、夜勤者は出勤前の15時から会議。業務の継続や休止の取捨選択、人員配置や食料調達などの会議を疑似体験。
上水・中水・下水
大きな揺れ、天井や壁が崩落している。設備の損傷を判断できるか。もし下水管が破断していたら天井から汚物が降ってくる可能性。
技術や機材に触れて効率、衛生、快適を考える力を養い、備蓄適正化について議論。
救援・受援、孤立無援
組織(法人)や立地都市は報道されやすいか。報道量と救援量の関係、情報発信方法を講義。
孤立無援が1週間続いても業務継続できる体制づくりについて議論し、発生する実務を図上演習または実技訓練。
どこへ避難すべきか
周辺道路は水深10cmほどの冠水。近隣河川で氾濫危険水位に達したとスマホに通知。
地図やハザードマップから避難先を候補し、行程をシミュレーション。移動を試行、独自の避難計画やタイムラインを作成。
サプライチェーンが切れたら
原料、製造、流通、販売の連鎖。システム障害だけでもあの商品は入手困難となる。
業務に不可欠な商品の列挙、そのサプライチェーンの把握、代替品候補、調達困難時の業務休止のシミュレーションなどを演習。
帰宅難民シェルター
大雪や地震で交通がマヒし帰宅難民が発生、数十万人に影響した事例も散見される。
従業員の帰宅難民化予防や難民化事後対応、従業員以外の帰宅難民を受入れた場合の食事やトイレの争奪など課題を図上演習で学ぶ。
インフラの途絶と応急
電気や水道、通信などの途絶に対し今の備蓄と技術でできること、できないことを体験学習
災害対応中の食事と衛生
24時間体制で対応中は食事や睡眠も24時間随時。環境衛生と快適性を求め機材や設備を使用経験
ドライトイレで1週間
現在の備蓄品で1週間の断水対応。資器材の節約や消費計画、代替方法試行などを疑似体験
ウチの停電対策
蓄電池や発電機の有無、燃料備蓄や調達可能性、自施設の現況を知り、対策を体得する研修
被災地残留と広域避難
発災後も被災地に留まる多数派、遠方へ避難する少数派、生存や業務継続の視点で課題を探り議論
エスケープゾーン
火災や暴漢から逃れるためのエスケープゾーン。作り方や籠城、脱出を疑似体験し備えを検討
組織の非常時体制と拠点
臨時の食堂や仮眠室、対策本部の設営や運営。型通りの進行、暴徒や泥棒などアクシデントも体験
帰宅難民、職場で寝る
帰宅難民となった自身の職場での一晩を疑似体験
アレ買ってきて
休業、運休、現金、制約の中での指定品を調達
避難しない避難生活
指定避難所以外は公助が無い。食糧も毛布も貰えない想定でのサバイバル生活を図上演習
BCPの基本的な考え方
マニュアルでは異なる計画書、目標志向の自律的行動を実装し強靭な非常時対応を目指す基礎教育
BCPからBCMへ
書類上の計画(BCP)はマネジメント(BCM)が不可欠。管理者・従業者の役割や期待される結果を紹介
空腹は我慢できても、トイレは我慢できない
発災後、トイレの準備が遅れると衛生状態は劣悪。優先順位や役割分担、備蓄の重要性を学ぶ
電気のない仕事と生活
停電や低電圧は様々な業務を停止させる。その直接的、間接的影響と対策について学ぶ
災害と災害級のちがい
災害対策基本法に定義されない事象は災害級でも公助はない、避難所開設もないことを知る
BCPの基本的な考え方
自らのための自助は確約があるが備えが必要。共助は縁と合意形成が必要。個人、町内会、企業など規模や目的による最適な選択は何かを考える
勝つことより、負けない対策『目標志向行動』
非常事態の制圧より生き延びること、人も組織も柔軟に変化し、美しい工程より目標達成が重要
非常事態への対策から学ぶ顧客満足
ピークエンド、終わり良ければ全て良し。非常事態も顧客満足も目標(goal)達成が重要
『災害医療』と『災害時の医療』
多くの医療機関は被災を機に受動的に渦中へ。乏しい機材や技術で危機を生き延びる現実を知る
個別避難計画
個別避難計画の作成は災害対策基本法で市町村の努力義務となっています。避難行動要支援者を人口比5%とすると、10万人都市で5千人、市役所職員だけで個人別に計画書を作成することは困難です。
弊社では、個別避難計画の作成を支援する人々を支援するシステムを開発し、提供しています。
初心者でも作成しやすくするための支援ツールを容易に制作できるノーコードHTMLファイル作成ツールを無償提供しています。市内の避難所等をプルダウンメニューから選択できるため作業の効率化が期待されます。
作成済の避難行動要支援者名簿を流し込み、自動的に個別避難計画のエクセルファイルの半完成品を生成するシステムの提供も行っています。このシステム自体は非売品ですが、コンサル業務のサービスメニューの1つとして提供しています。
【参考】災害対策基本法 第四十九条の十四(個別避難計画の作成)
【参考】内閣府・消防庁:避難行動要支援者名簿及び個別避難計画の作成等に係る取組状況の調査結果
【参考】令和元年台風第19号等を踏まえた高齢者等の避難に関するサブワーキンググループ:令和元年台風第19号等を踏まえた高齢者等の避難のあり方について(最終とりまとめ)参考資料
トピック
- 5,000日目 ~ 東日本大震災から五千日です | NES’s blog
- NESの介護施設BCP研修・訓練サービスについて | NES株式会社
- 長周期地震動 | NES’s blog
- 津波は『注意報』でも脅威 | NES’s blog
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- 簡単 マイ・個別避難計画のつくり方 | BCP | NES株式会社
- 県内病院の災害対応の体制 | NES’s blog
- 患家減災リーダー | NES’s blog
- 台風10号の関西地方への影響 | NES’s blog
- 台風10号による停電発生時に生命維持管理装置を使用中の医療的ケア児向け民営無償電源ステーションを開設します | NES株式会社